回復期リハビリテーション病棟 | 徳島で人間ドックなら虹の橋病院

回復期リハビリテーション病棟Recovery Phase Rehabilitation Ward

回復期リハビリテーション病棟とは

回復期リハビリテーション病棟では、主に脳出血や脳梗塞などの脳卒中、大腿骨頚部(股関節の付け根の部分)の骨折、股関節、膝関節の人工関節術後、脊椎損傷、肺炎や外科手術の治療時の安静による廃用症候群の患者様に対して、在宅での生活を目標に集中的なリハビリテーションを進めていく病棟です。
患者様やご家族の方に笑顔になって頂けるリハビリテーションを提供できるよう所属スタッフが団結して支援していきます。

回復期リハビリテーション病棟 1日スケジュール

6:30

起床

歯磨き・洗顔・トイレ等の生活活動を行います。
可能な限りご自身で行って頂きますが、難しい場合はスタッフがお手伝いします。

7:00

朝食

8:30

リハビリテーション

担当の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による1対1での個別訓練を1日に2~3時間午前・午後に分けて行います。

診察・体調チェック・入浴等
離床活動(自主トレ等)

ホールにて作業活動やエスカルゴを使用した下肢運動など患者様に応じた活動を提供します。

12:00

昼食

食べやすい姿勢や作業療法士が選定した食器を使用し、食事動作をサポートします。
また、栄養摂取量も検討しながら個別に対応します。

13:00

リハビリテーション

離床活動
入浴
カンファレンス

2週間に1度、担当多職種チームスタッフと現状確認と今後についての話し合いを行います。

17:00

夕食

就寝の準備
20:00

就寝

当院回復期リハビリ病棟での特徴

365日の充実したリハビリテーションを提供

土曜日、日曜日・祝日、長期の連休等も含めた365日リハビリテーションを提供できる体制を整備しています。
又、個別訓練(1日最大3時間)の時間以外にも日常生活に必要なリハビリ、自主トレーニング等のサポートも行います。

腰椎圧迫骨折を発症した患者様のリハビリ例

腰椎圧迫骨折を発症した98歳の患者様が整容動作・段差昇降・フリーハンド歩行が自立となり退院した1例です。
※入院当初は座位困難で寝たきりの状態でした。

チーム医療の実践

病棟専従の医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー等が協働した患者様中心の担当医療チームが、それぞれの専門性を話し合いながら、最善の治療やケア、リハビリテーションを行います。
また、各スタッフの協力のもと、ご家族への介助指導、外出・外泊練習の推進、住宅改修のアドバイス、福祉用具の検討等も行い、患者様及びご家族との積極的な関わりを重視しています。
入院中から自宅の生活を想定し、患者様・ご家族の希望に添う退院を目指します。

失語症訓練、嚥下機能評価・訓練、運転・移動支援の実施

言語聴覚士3名体制で、失語症に対する言語訓練や嚥下機能評価・訓練、嚥下造影検査等を行っています。
注意障害へのアプローチや口腔ケアにも積極的に取り組んでいます。
また、脳卒中などで「集中力」、「判断力」に後遺症が残る方への自動車運転については、医師による診断と運転免許センターでの判断にて、運転の再開の可否について検討することになりますが、当院ではそこにたどり着くまでのサポートを言語聴覚士が取り組んでいます。

≪当院で採用している言語/高次脳機能検査≫

  • SLTA(標準失語症検査)
  • SLTA-ST(標準失語症検査補助テスト)
  • WAIS-Ⅲ(成人知能検査)
  • CAT / CAS(標準注意検査法/標準意欲評価法)
  • BIT(行動性無視検査)
  • RCPM(レーブン色彩マトリックス検査)
  • コース立方体組み合わせテスト
  • HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)

リハビリテーション機器・設備を使用したリハビリの提供

回復期リハビリ病棟では、重傷者に対してもIVESや免荷式歩行器等を使用して早期からの離床・積極的なアプローチを提供しています。

主な機器

※各種詳細については下記の機器名をクリックして下さい。