心臓リハビリテーションCardiac rehabilitation
心臓リハビリテーションとは、心臓病の患者さんが、体力を回復し自信を取り戻し、快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することを目指して行う総合的活動プログ
ラムのことです。
心臓リハビリでは、専門知識を持った医師、理学療法士、看護師、薬剤師など多くの専門医療職が関わり、患者さん一人ひとりの状態に応じた効果的なリハビリプログラムを提案・実施します。
心臓リハビリテーションの対象疾患
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 経カテーテル大動脈弁置換術
- 大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管手術後)
- 末梢動脈閉塞性疾患
- 慢性心不全
心臓リハビリテーションの効果
- 運動能力・体力の向上による心不全症状の軽減
- 筋肉量が増えることで、心臓への負担軽減
- 心臓の機能が良くなる
- 不安やうつ症状の改善
- 血圧や血糖値の改善
心臓リハビリテーションの流れ(約60分)
1.血圧測定 問診
2.準備体操 ストレッチ
3.有酸素運動
4.レジスタンストレーニング
5.整理体操・ストレッチ
有酸素運動
当院では、エルゴメーターを用いて、運動処方に基づいた運動を実施します。運動中に、心電図、心拍数、血圧、SpO2、負荷量などをモニターに表示し確認することで、安全にリハビリを行なうことができます。
ウェルバイク BE-260
- 2N/mからの低負荷が可能であり、低体力者でも安全に運動することが可能です。
- 2段踏台一体デザインで乗り降りが楽になっています。
背もたれつきで安全設計となっています。 - 適応身長135cmから適応可能です。
心臓リハビリ専用モニタ
RH-1000 system ReHeart
- 2人同時にエルゴメーターを制御できます。
- 楽しみながら心臓リハビリを続けてもらうための患者レポートを作成できます。
レジスタンストレーニング
レジスタンストレーニングとは、目的の筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行なう運動です。
筋力訓練により筋力の向上、転倒や骨折、寝たきりの防止、認知症の予防を図ります。
低強度のレジスタンストレーニングは、専任の療法士が指導するため、安全性が確立されています。