放射線科-医療関係者の方へ- | 徳島で人間ドックなら虹の橋病院

放射線科Radiology

虹の橋病院画像診断センターではCTやMRI、マンモグラフィ、超音波検査など最新の設備を取りそろえ、的確な画像検査、画像診断を行います。質の高い画像の提供と患者様が安心して検査を受けられるようにスタッフが一丸となって取り組んでいます。また、当院では放射線科専門医による読影を行っており、複数の医師が確認して診断の正確性を高めています。

New! 最新の高性能3テスラMRIを導入!

MRI検査

MRIは「磁気共鳴画像法」と呼ばれ、体内に存在している水(水素原子)の状態を画像化する診断法です。
X線を使わない検査の為、放射線被曝もなく体に負担がかからない優れた検査とされています。
さまざまな角度から高画質な写真を撮影することが可能で、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の発見、無症候性脳梗塞や内頸動脈狭窄症、膵臓癌や胆道癌などの発見がその一例です。
その他、腰等のヘルニアや肩の腱板損傷、膝の半月板、十字靱帯損傷など整形外科領域や子宮筋腫、卵巣腫瘍など婦人科領域でも診断にも有用です。
手術等により体内に金属がある場合には検査が出来ない事もございますので、検査前には医師にご相談ください。

高性能3テスラMRI

当院では、最新の高性能「3テスラMRI」を導入し、「1.5テスラMRI」と2台のMRIを稼働いたしております。
3テスラMRIは、一般に普及している1.5テスラMRIに比べて、信号強度が約2倍あり検査時間の短縮やより高精細な画像が得られることで、今まで診断できなかった病変の発見が期待できます。
当院の最新MRIでは撮影中のプロジェクション機能(映像や音楽の視聴が可能) を有しており、より快適に検査を受けていただくことが可能です。

また、MRIによる最新の画像技術である全身ガンMRI検査「DWIBS(ドゥイブス)」も行っております。
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CT検査

マルチスライスCTにより短時間で高画質な写真が撮影できるため、頭部疾患(外傷・出血・梗塞など)から胸部領域および腹部領域(肝臓・胆嚢・すい臓・腎臓・膀胱・その他)にいたる全身の診断が可能です。
また、撮影後にコンピュータ処理することにより、輪切りだけではなく立体画像を作成出来るため、様々な角度から診断することが可能となり精度の高い画像診断を提供しています。
従来よりも低い線量での撮影を実現。また、撮影時間の短縮による患者様の負担軽減にも配慮しています。

80列マルチスライスCT装置 Aquilion Lightning / Helios i Editionを導入!

虹の橋病院では、2022年1月に新規CT装置(キヤノン社製Aquilion Lightning Helios i Edition)を導入致しました。
80列マルチスライスCT装置は、今までよりも高画質 かつ 低被ばくな検査(低線量CT)を可能とし、さらにAi技術を用いた画像再構成技術である AiCE-i を搭載した最新機種です。

【特徴】

●圧迫感の少ない780mmという大開口によりスムーズなポジショニングが可能

●従来の撮影線量よりも低い線量で高画質な画像を提供することができ、患者さんにとっては、被ばく線量の低減による撮影(低線量CT)が可能
⇒高度なAI技術であるDeep Learningを用いて設計された最新の画像再構成技術(AiCE-i)を搭載しています。これにより大幅な被ばく低減を実現しつつ、ノイズが少なく分解能が向上した高画質な撮影が可能です。

●金属アーチファクトを劇的に低減できる「SEMAR」の技術の導入
⇒体内金属による画像劣化を最小限に抑える新技術(SEMAR)で、股関節など金属置換後の患者様にも高画質の検査が可能

●0.5mm×80列の高速スキャンにより息止め時間の短縮
⇒同機は0.5mm×80列の検出器を有しております。
患者様は寝台に横になるだけで頭部疾患(外傷・出血・梗塞など)から胸部領域および腹部領域(肝臓・胆嚢・すい臓・腎臓・膀胱・その他)にいたるまで、短時間で全身の広範囲を0.5mmスライスで高精細に撮影ができ、かつ高分解能な画像を提供することが可能

LOGIQ Fortis X を導入!

2022年10月に新しい超音波診断装置(GEヘルスケア製)を導入致しました。
進化したフルフォーカス画像により、全身・全領域で、確信を持った診断をアシストする多彩な機能を搭載した最新鋭機器です。

【特徴】

●近位部から深部に至るまで均一なイメージを提供する全視野・全深度フルフォーカスを実現。帯域幅の拡大により、従来2本のプローブを必要としていた周波数帯域を1本でカバーできるため、精査・治療までの的確な判断をスピーディに下せるようにサポートします。

●腹部や心臓から、血管、表在まで、様々な領域において誰もがシンプルに使いこなせることを目指した数々の先進アプリケーションを搭載。様々な機能がより使いやすく進化しました。

●検査者の負担を軽減するエルゴノミクスを意識したデザインとして、世界三大デザイン賞の1つと呼ばれているIF Design Award2022を受賞しました。

乳房X線撮影装置『AMULET』を導入!

2021年3月より新しい乳房X線撮影装置『AMULET』富士フィルム社製を導入しました。
この装置は最新のデジタルマンモグラフィ装置で高感度フラットパネル型ディテクタ(FPD)を搭載しており、従来より更に少ないX線量(被ばく線量)で高精細な画像を撮影することが可能になりました。

この装置最大の特徴である圧迫時の痛みを軽減する『Comfort Comp“なごむね”(圧迫自動減圧装置:患者さまの痛みを軽減する目的で通常の乳房圧迫後に乳房の厚みを変化させない範囲で圧迫圧を減圧する機能)』を備えており、また通常の圧迫方法よりも最大圧迫圧となっている時間を軽減し、患者さまの苦痛を少しでも減らし、診断しやすい画像を提供します。

QDR Horizon-C型を導入!

2024年6月よりQDR Horizon-C型(HOLOGIC社)を新たに導入しました。新しい骨密度測定装置は二重エネルギーX線吸収測定法(dual-energy X-ray absorptiometry)を用いて、2種類のエネルギーのX線を測定部位に当てることにより骨成分と他の組織を区別して測定し、骨粗鬆症の早期発見、早期治療を可能にします。日本骨粗鬆学会のガイドラインにおいても推奨される優れた検査方法です。

骨の丈夫さは、骨の量を表す“骨量”と骨の質を表す“骨質”で判断します。当院では、通常の骨密度検査と同時にTBS(Trabecular Bone Score)を測定しております。TBSを測定することによって“骨量”と“骨質”を同時に測定することで、より正確に骨の状態を評価することができます。

TBSとは?

“骨質”の指標となる骨の微細な構造を表した値です。簡単にいうと「骨のしなやかさ」や「骨のつぶれにくさ」「骨を構成する小さな骨たちの強さ」の事です。骨の密度が高くても、質が悪ければ簡単に折れてしまいます。

【特徴】

●体厚のある受診者の画像もより鮮明に描出することが(最新のセラミックディテクター&高周波X線管球の採用)

●測定は1部位10~30秒程度

●胸部レントゲンの約10分の1のⅩ線量となっており、被ばくが少ない

医療関係者の方へMedical Personnel

当院ではCT及びMRI検査の紹介予約を受け付けています

現在キャノン社製80列マルチスライスCTと3.0・1.5テスラMRIを設置しています。
ぜひ近隣において地域医療を担っている先生方に共同利用していただき、診断の一助にしていただきたいと考えております。
読影については、読影専門医が行いますので、CTおよびMRI精査が必要な患者さまがいらっしゃいましたらご利用下さい。

診療時間内にお電話にて予約を受付けています。
放射線科(088-633-0811)までお電話ください。
また、予約に関するお問い合わせや検査内容に関する相談も受付けます。
(月~金曜日9:00~18:30、土曜日9:00~17:30)

※冠動脈CT検査や大腸3D-CT検査、造影CT検査は現在行っておりません。