脳ドックMedical checkup of the brain
なぜ脳ドックが必要?
脳ドックは、MRIによる画像診断を中心とした検査で脳および脳血管疾患やその危険因子を早期に発見することにより、最善の治療法や予防策をたてることができるものです。
危険因子を保持していても自覚症状があらわれず、突然脳卒中を発病することも少なくありません。
また、脳は一度損傷されると修復ができない臓器であるため、命をとりとめることができたとしても、多くの場合後遺症として麻痺や言語障害などの障害がのこります。
そこで、発病前に危険因子をいち早く見つけだすことが最重要なのです。
当院では、人間ドックで脳に異常の可能性が認められた方をはじめ、主に無症状の人を対象に脳ドックを実施しています。
健常者
(小脳)脳梗塞
悪性神経膠腫
以下のような症状がある方は、一度脳ドックを受けられる事をおすすめ致します。
頭が痛い
頭痛には様々な病気が潜んでいることがあります!!長引く頭痛や強い頭痛の場合は早めに相談してください。
ふらふらする、ふわふわする
めまいにもいろいろな症状の違いがあり原因も様々です。
力が入らない、しびれる
脳や脊椎に異常をきたしているケースがあります。早めの画像診断を!
もの忘れが気になる
認知症は早期に兆候を察知することで予防したり進行を遅らせたりする方法も確立しつつあります。
頭を打った
頭を打っただけでもすぐには症状がでない場合があります。頭痛や歩行障害など症状が強くなったり異変を感じる場合は早期に受診が必要です。
持病がある
高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病によって脳卒中、脳梗塞のリスクが高まります。早期に治療を行うことで予後が大きく変わります。
脳動脈瘤が気になる
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は破裂するまで症状はありません。40歳以上の成人の100人に5人くらいあると考えられており、遺伝性も指摘されています。脳動脈瘤の有無や治療の必要性をMRI検査によって調べることができ、そのリスクを適切に管理することも可能になってきています。
脳ドックでわかる脳および脳血管の異常(日本脳ドック学会によるガイドライン)
- 無症候性脳梗塞
- 脳卒中の危険因子
- 未破裂脳動脈瘤
- 高次脳機能障害
- 無症候性頭蓋内および、頸部血管閉鎖・狭窄
- その他の機能的、器質的脳疾患
脳卒中とは・・・
年間14万人の死亡原因である脳卒中は、運動麻痺、手足のしびれ、言語障害、意識障害、めまい、激しい頭痛などを引き起こす発作の総称。
脳の血管が詰まったり(梗塞)破れたり(出血)して脳の機能に障害を及ぼすことにより生じる病気です。
高齢者特有の病気ではなく、クモ膜下出血やウィリス動脈輪閉塞症(もやもや病)など、30~40歳代の方に多く発症するものもあります。
脳卒中の有効な治療ができる時間は限られているため、一分一秒を争う迅速な処置が必要となります。
ですから、発病してから治療するよりも、発病しないよう予防することが大切なのです。
MRI
磁気共鳴画像といって、放射線を使用せずに脳と脳の血管を精密に撮像できるもので、検査で痛みを感じることもありません。
大部分の脳の病気ではCTよりも詳しく状態を知ることができるので、脳の病気に対しては最も有用な検査機器とされています。
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