医療法人高川会 虹の橋病院
もの忘れ・フレイル外来

AMNESIA

SEDATIVE

加齢とともに記憶力は低下し、物事を思い出せなくなることはよくあることです。
しかし、そのもの忘れが認知症ではないかと不安を覚える方も多くいらっしゃいます。
「人の名前を忘れる」「約束をうっかり忘れる」など、このような症状は適切な治療で回復する「もの忘れ」かもしれません。
気になる症状がある方は、早めに「もの忘れ外来」を受診しましょう。

「もの忘れ」と「認知症」について

加齢による「もの忘れ」は忘れたことを覚えている
「認知症」は忘れたことを忘れているのが特徴です。

加齢による「もの忘れ」の特徴

  • 知っている人の名前がすぐに思い出せない
  • 食事をしたことは覚えているが、何を食べたか思い出せない
  • 物をしまった場所を忘れて探す
  • 約束をうっかり忘れ、後で気が付く
  • 今まで通りの暮らしができている
認知症の可能性

「認知症」の特徴

  • 知っているはずの人の名前を聞いても思い出せない
  • 食事をしたことは覚えているが、何を食べたか思い出せない
  • 約束したことを覚えていない
  • 認知機能(記憶力・思考力・計算力・判断力・言語能力など)の低下により今まで通りの暮らしができなくなっている
もの忘れの可能性

「もの忘れ」があるから「認知症」とすぐに判断はできません。
もの忘れ外来では、気になっている症状が「もの忘れ」なのか「認知症」なのかを診断します。

検査について

■神経心理検査で設問を通じて記憶力や計算力、見当織力などを調べます

 HDS-R(長谷川式簡易認知機能スケール)
 MMSE(ミニメンタルステート検査)

■CT・MRI

 必要に応じて、CTやMRIで脳の萎縮や脳梗塞がないかを調べます。

■MCIスクリーニング検査

FRAIL

「フレイル」とは健康と要介護状態の中間にあり、加齢により心身が虚弱している状態のことをいいます。高齢者の多くが「フレイル」の段階を経て要介護状態になると考えられています。

フレイル段階図

次のような症状がある方はご相談ください。

  • 体重減少、手足が痩せてきた
  • 歩行速度の低下
  • 握力の低下
  • 理由もなく疲れやすい
  • 活動性の低下(運動しない、閉じこもり)
  • もの忘れが多い

フレイル段階図

「フレイル」の症状は人によりさまざまで認知症やうつ症状を合併していることもあります。また呼吸器疾患や嚥下障害、循環器疾患や消化器疾患などとの関連が判明することもあり総合的な治療につながりやすくなります。

フレイルの段階で把握し、適切な運動と食事管理を行うことで皆さまの健康寿命を延ばす事をお手伝いします。

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